ログ
Wailsでは、GoまたはJavascriptから呼び出すことのできるロギングメカニズムを用意しています。 一般的なロガーと同じように、ログにはいくつかのログレベルがあります:
- トレース
- デバッグ
- 情報
- 警告
- Error
- 致命的
ロガーは、設定されている出力ログレベル以上のログメッセージを出力します。 例えば、出力ログレベルをDebug
に設定した場合、Trace
以外のすべてのレベルのメッセージが出力されます。
LogPrint
指定されたメッセージをRawメッセージとしてロギングします。
Go: LogPrint(ctx context.Context, message string)
JS: LogPrint(message: string)
LogPrintf
指定されたメッセージをRawメッセージとしてロギングします。
Go: LogPrintf(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogTrace
指定されたメッセージをTrace
ログレベルでロギングします。
Go: LogTrace(ctx context.Context, message string)
JS: LogTrace(message: string)
LogTracef
指定されたメッセージをTrace
ログレベルでロギングします。
Go: LogTracef(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogDebug
指定されたメッセージをDebug
ログレベルでロギングします。
Go: LogDebug(ctx context.Context, message string)
JS: LogDebug(message: string)
LogDebugf
指定されたメッセージをDebug
ログレベルでロギングします。
Go: LogDebugf(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogInfo
指定されたメッセージをInfo
ログレベルでロギングします。
Go: LogInfo(ctx context.Context, message string)
JS: LogInfo(message: string)
LogInfof
指定されたメッセージをInfo
ログレベルでロギングします。
Go: LogInfof(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogWarning
指定されたメッセージをWarning
ログレベルでロギングします。
Go: LogWarning(ctx context.Context, message string)
JS: LogWarning(message: string)
LogWarningf
指定されたメッセージをWarning
ログレベルでロギングします。
Go: LogWarningf(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogError
指定されたメッセージをError
ログレベルでロギングします。
Go: LogError(ctx context.Context, message string)
JS: LogError(message: string)
LogErrorf
指定されたメッセージをError
ログレベルでロギングします。
Go: LogErrorf(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogFatal
指定されたメッセージをFatal
ログレベルでロギングします。
Go: LogFatal(ctx context.Context, message string)
JS: LogFatal(message: string)
LogFatalf
指定されたメッセージをFatal
ログレベルでロギングします。
Go: LogFatalf(ctx context.Context, format string, args ...interface{})
LogSetLogLevel
出力ログレベルを設定します。 Javascriptでは、数値が次のログレベルに対応しています:
値 | ログレベル |
---|---|
1 | トレース |
2 | デバッグ |
3 | 情報 |
4 | 警告 |
5 | Error |
Go: LogSetLogLevel(ctx context.Context, level logger.LogLevel)
JS: LogSetLogLevel(level: number)
カスタムロガーの使用
カスタムロガーは、アプリケーションオプションの1つであるLoggerで指定してあげることで、使用することができます。 カスタムロガーを使用する際の唯一の要件は、github.com/wailsapp/wails/v2/pkg/logger
で定義されているlogger.Logger
インターフェースを、ロガーに実装することです:
type Logger interface {
Print(message string)
Trace(message string)
Debug(message string)
Info(message string)
Warning(message string)
Error(message string)
Fatal(message string)
}